ジャック・フレスコという人をご存知でしょうか。
彼が提唱しているヴィーナス・プロジェクトを関連動画と共に紹介します。
ヴィーナス・プロジェクト-wiki
”科学的方法と技術を用いて貨幣ベース経済に替わる資源ベース経済(resource-based economy)の構築を目指す、構造力学者・工業デザイナーのジャック・フレスコ(Jacque Fresco)が合衆国フロリダ州ヴィーナスで創始した非営利団体である。再生可能エネルギーの拡大とエネルギー利用の効率化、都市の持続可能化と電脳化、産業の完全自動化とそれのもたらす生産増大による希少性の克服、賃金労働と代表制政治の撤廃、戦争放棄などを主張する。特にツァイトガイスト運動のドキュメンタリ・シリーズの中で紹介されてから国際的注目が高まっている。”
動画が長いので、私が特に感動した前半部分の要約を記します、興味のある方は後半部分も視聴ください;
【動画前半部分要約】
破綻したシステム
現代に採用されている主義は形は違えど、根本的な欠点は同じだ
社会主義、共産主義、独裁主義、自由企業制度、エリート主義、民族主義のいずれを見ても、人種差別主義、欠乏、経済の不均衡は起こっている。
戦争を引き起こし、一部の人たちだけが金を儲ける、戦争がもたらした利益に我々が預かれると思ったら大間違いだ。
環境からの影響
貪欲さ、職務、人種的偏見は遺伝子とは関係ない、あらゆる行動様式は全て教育の結果。
わずかな国家が地球上のほとんどの資源を管理する限り、社会と環境の問題を乗り越えることはできず、人々の幸福より利益が重要視されるようになる。利益を第一とする考えが不要な苦痛を生み、今日の異常行動の原因となる。
法律は破られてばかり、紙での布告や条約を作ったところで欠乏状況や不安感は消えない。
行動様式は生きるために変化し、価値観や考え方は社会状況によって変化する
環境への考察なしには、人の行動欲求を論じることはできない
人々を社会的にするために、能力が許す限りの教育を施すべきだ。
必要なのは倫理的な人間ではなく、皆の幸福のために地球資源を管理する聡明な方法だ。
不適切な社会
経済を維持するために、絶えず製品を売り続ける必要がある。
利益を確実にするために、摩耗や故障が起こるよう意図的な設計がなされている。
これは[計画的陳腐化]と呼ばれる汚い手法だ
意図的に効率を見放している。
これが資源とエネルギーの膨大な損失を招いている。利益のために地球から資源を強奪している。
現代の社会システムは今や移行期にある
高度に発達した科学技術があるが、社会と経済システムが技術の潜在能力に気づいていない。これを改善すれば、誰もが苦役や負債から解放される。
地球には全人類のニーズを満たすだけの資源がある。ただ、賢く管理されなければならない。
「代案のない不平は何も生まない」
平和で持続可能な社会を今から実現するには、既存のシステムを改良していくより、文化を再設計するほうが効率的。
全く新しい社会
資源ベース経済
この社会経済システムは、あらゆる物やサービスを誰でも利用でき、お金は不要で物々交換も、負債も、いかなる苦役も存在しない。
豊かである限り、貪欲な利己心は消えて、幾多の犯罪も、異常な振る舞いも除去できる。
全ての人は、究極的には政治哲学にも社会的慣習にも依らず、宗教の違いもなく、同じ資源に依存している。
清潔な空気や水、耕作地、医療と適切な教育。
地球とそこに住む全人類へ忠誠を誓うのが、未来への道なのではないか
人類は皆ひとつの家族であり、地球こそ皆の家だ。国も人も、もはや分断されたままでは共存できない。
「地球資源は、全人類の共有財産であると宣言しなければならない。」
エリートが世界秩序を形成し、大企業を手中にする中、残った人類がそれに盲従するやり方では、理想に近づけない。
対照的に、グローバルな資源ベース経済では、全員の潜在能力を最大限に引き出し、環境を保護・保全する社会の一員として、すくすくと成長できる。
【要約終わり】
私の感想は、特に前半部分の現代社会に対する分析が鋭く、インディゴチルドレンに似た「本質を捉える洞察力」があると感じました。
未来社会をどう設計していくかは、3次元的な発想と5次元的な発想ではかなり違いが出てくるし、いくつかの方向性はあるとおもいます。
先ずは、より多くの人たちが、「エリートに盲従する」ことから目覚めて、この母なる大地に責任を持ち、苦役から解放されて、一緒に建設的な教育や未来設計を行っていけるといいですね!
楽園
【Music】High On Life🎧
Räfmät for Better Place..(礼!
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