ネイティブ・アメリカンの知恵10選

以前に、過去記事で他の地域の先住民の紹介をしてきましたが、今回はネイティブ・アメリカン(アメリカ先住民)の知恵がつまった言葉をピックアップして紹介します。

目次

死は存在しない、世界が変わるだけだ。

死についての捉え方が明確で、死を「通過点に過ぎない」と、「恐れるに足りない」ことと解釈し、民族に伝承していることは非常に良いと思います。

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自分の代わりはいない
だからこそ、自らを知るべき

「自分を知る」ことの大切さを説いていますね。現代の人類は、この大切なことを軽視したり、「全く見つめない日」があるような生活をしている人もいます。ネイティブ・アメリカンは具体的な数字を挙げませんでしたが、「人生の半分」を「自分を知る」ことに費やしてもよい、と私は思います。

あなたが美しい精神を持っていることを確認してください。それが本当に重要なことです。

これも上の「自分を知る」ことに付随することであり、内包していることと解釈してもいいと思います。「自分は欲望に支配されて生きている」と知って何もしなければ、意味がありませんので、「美しい精神か確認と改善」は重要ですね。

五欲】-Webio

仏語人間がもつ五つの欲。色(しき)・声(しょう)・香(こう)・味・触(そく)の五境に対して起こす欲望
また、財欲色欲飲食(おんじき)欲・名欲・睡眠欲五つ五塵(ごじん)。

法律は理解によって変わるが、魂の法はいつも同じだ。

現代人が疎かにして、傲慢になり、「自分を知る」ことを欠いてしまっている点ですね。「法治国家」を推進しながら、「法」をつくる支配層たちに操られ、思想までコントロールされているのに気づかずに、「魂の法」というような、更に大切なことを忘れさせられています。

地球は親から与えられたものではない。
祖先からの授かりものでもない。子ども達から借りているのだ。

自己や大人に対する責任意識の強さと同時に、そこからくる自信を表している言葉ですね。これもまた「自分を知る」ことに内包されていることでもあります。

この土地はあなたのものではなく、あなたがここに属しているのです。

所有(地の時代のテーマ)という概念の愚かさ、傲慢さを説いています。そして、これもまた 「自分を知る」ことに内包されていることでもあります。

所有物と富への愛は病気に他なりません。権力を熱狂的に渇望するのではなく、他者に対するあなたの責任を実現してください。

先ほどの「地球」についての言葉と同じ部分もあります。それに加えて「他者に対する愛情や責任」について強調されています。

自然に反するものはすべて有害です。

これは、以下のようなことが含まれています。

  1. 自然環境破壊すること(森林・海洋破壊など)
  2. 自然の循環を阻害する行為(道路舗装やダム)
  3. 自然環境に還元されない石油製品など

物質文明の進化が、精神文明の劣化となっていてコントロールできていない状況を語っていると感じます。

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世界のすべてのものは結びついていて、互いにつながっています。

義務教育では故意にこれと正反対のことを刷り込み、奴隷養成を行っていますが、まともな教育をする場合、常に教え、実践すべき内容ですね。学校で教えてもらえなくても、独学で学び、習得することを放棄すべきではありません。これは、先ほどの「他者に対する責任」にも通ずることです。

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最終的に誇りを感じる意味のある人生を送ってください。

[最終的に誇りを感じる]とは「人生の最後に後悔」することとちょうど対照的なことになります。

「後悔」せず、「誇り」に感じる人生を歩んでいきたいですね!

ただ、こういうことは家族や他人が責任をもって教えてくれることではないです。自分の人生は自分で責任を持って客観視し、軌道修正をしていくしかないと思います。

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先住民迫害の過去から目をそらすアメリカは変わるのか

ネイティブ・アメリカンの知恵10選は以上です。

記事の締めくくりに、このような崇高な精神文明を持つネイティブ・アメリカンが居住する土地へ進入していったヨーロッパ人が、後にアメリカという国を建国し、大多数派となっていったわけです。

今や、アメリカは様々な分野で世界のリーダーシップをとる立場となっていますが、過去の先住民に対する虐殺や、それについての自国民や世界に向けたプロパガンダ行為も闇の歴史となり、残っています。

私の友人が「子供の頃、アメリカ西部劇のドラマを見せられ【インディアンは無抵抗な少数の白人に、問答無用で、集団で襲い掛かってくる野蛮で残虐な民族だ】という印象を刷り込まれ、大人になるまでそういう偏見を持っていて、正義のためにインディアンを全滅させるほうがいいと思っていた。」と語ってくれたことが、非常に印象的です。

民衆を支配する手段としてのプロパガンダの恐ろしさ、偏った情報を鵜呑みにすることの恐ろしさを物語っていますね。

白人の入植者らは、自分たちを救ってくれたワンパノアグ族の土地を奪い、女や子供を奴隷として売り飛ばした。そして、それに抗議した酋長を毒殺し、後続の酋長が抵抗の戦いを挑んたときにはワンパノアグ族を壊滅状態にした。勝利した白人入植者は酋長の頭を槍の上に刺して、見せしめとして飾った。このときに惨殺されたインディアンは他の部族も含めて約4000人と言われる。
その後も、白人たちはアメリカ全土でインディアンから土地を奪い、虐殺し、奴隷にし、作物が採れない場所に追いやったのだ。
感謝祭に七面鳥の丸焼きを食べながら家族団らんをするアメリカ人のほとんどが、この残酷な歴史を知らないか、無視している。

アメリカは、原爆を使用し、外国の民間人を虐殺した唯一の国でもあり、また核攻撃でビル破壊と共に、アメリカ自国民を虐殺した勢力に支配されている国でもあります。アメリカ人が過去の先住民虐殺の歴史から学んで活かし、支配者からの本当の独立を果たせるよう、世界の人々も応援の波動(バイブレーション)を送ってあげましょう!

自分を知り、最後に誇りに思える人生を!

【Music】Aleloya 🎧

Räfmät for Better Place..(礼!

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