定年離婚|企業戦士が築いてきたもの、忘れてきたもの

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体調異変は覚醒のサイン?

最近、私の知人が「ストレス原因による体調不良」となりました。

彼は年齢的には60歳を超えており、勤務中に体調に異変を感じて会社を早退し、病院に行き診察を受けたところ、腸から僅かながら出血もあり、その原因が「ストレス」であろうとのことで、今は一週間の入院中です。

私は、医師の資格も持っていませんので、医学的分析を行うつもりはありませんが、一方では、医師であっても持つことが難しいであろう「人生分析経験・知識」については、一定の自信を持っており、この知人の件について、私なりの視点・角度から分析を行っています。

まず第一印象としては、誰にも当てはまることなのですが、「体調異変や災害に遭遇」は、人生を振り返る気づき・「覚醒」のチャンスです。

どう捉えるかは、あくまで本人の自由ですが、「ネガティブに捉えるか、ポジティブに捉えるか、どこまで深い意味を捉えるか」、それにより今後の生き方や考え方を大きく左右するものです。チャンスでもあり、テストとも言えます。

私のメンターのひとりでもあるSHIHOさんのプロフィールにもありますので、添付しておきます。

PROFILE/志保

33歳の時に難病を告知される
このとき、自分の命の重さを実感し「生まれてきた意味」を考える。命の意味の深さを感じ、自分のために人生を生ききることを決意する。

ポジティブ思考・分析

何か物事が起こったとき、人は様々な反応を示しますが、私の場合は超ポジティブに捉えます。

「体調異変は不幸」、そんなネガティブ反応はしません。

それは「愛」が引き起こした出来事・サイン

物事が起こったときの捉え方のひとつ

今回、医師による診断で「ストレス」に起因する異変とのことでした。

これは2種類の可能性に分けることが出来ます。

  • 仕事のストレス
  • 仕事以外のストレス

私は、この人の勤務態度やそれ以外の性格などについて、ある程度知っているので、今回の原因は仕事以外にあると感じています。

そして、それは、「定年離婚」と方向性が似た問題と感じています。

定年離婚

定年離婚に興味のある方は、添付の外部記事を閲覧いただければいいと思います。

私の知人が離婚するとは考えていませんが、その人の勤務態度が非常に真面目だったのは、家庭などの環境で幸せに生きていく自信の欠如、自分自身の価値に対して、どちらかというと「直視したくないほど否定的で、残りの人生年月を考えると、絶望に近いものを感じる」、そういった自分の課題から逃げたくて、有給休暇も上手く使うことなく、会社に勤め、真面目な会社員を演じる。

その「肩書き」だけが自分のステータスであり、それを失う時期が近づいてきていることに対してのストレス反応だと、私は感じています。

離婚成立はしなくとも

次に、企業戦士を続けた夫に突如襲い掛かった離婚問題について、外部サイトからの記事を紹介し、私なりの解説も加えたいと思います。

企業戦士の幼少期家庭環境

先ず、この夫の幼少期の家庭環境が、どちらかというと良くなかったと言えます。

夫の父:高学歴、優良企業のエリート会社員、非常にプライドが高い、戦争経験世代、自分の言いなりにならないと暴力で解決を図る→価値観の押し付け、視野の狭さ(意識の狭さ)、物惜しみが激しい(米一粒でさえ無駄を許さない)→良いはずの「節約」というものに対する「執着心」が強すぎ、これは、ポジティブに拘り過ぎ執着し、潔癖を求めるという「ネガティブ」な魂状態、癇癪持ち→普段は理性で自分を律しているが、感情を制御できないときが多く、その反応が激しい、魂の成熟度が低いことを意味する。

夫の兄:この環境下で「息を詰めるように生活」→父の家族に対する自由尊重、のびのびと生活させる能力の低さ。

反抗して警察のお世話になると、父から「世間体」を気にした「愛の鞭」(暴力)

父の支配から逃れる意味もあり、渡米して家庭を築く。母の葬儀にも帰国しない。(母への不満の表現)→自らの理想に従って家庭を築くトライをすることは魂の成長と高評価できるが、母への赦しや感謝が葬儀時期にまで間に合っていない、魂の成熟度の低さを示している。

夫の母:子供が警察のお世話になると「母の教育責任」を理由に暴力。夫に対しては服従しながらも、夫の「肩書き」を誇りに思い生活→ひとの肩書きを自分の肩書きと見なし、肩書きで自分の実力以上の評価や羨望を受けることを快感と感じる。魂レベルの低い人の生き方になっている、これでは子育てにも悪影響。裕福さが「自己探求」の妨げになり、覚醒できずに睡眠状態のまま死を迎え、「自己探求」や魂を磨く作業は、来世以降に持ち越し。

育った家庭環境を卒業し、自らの家庭を築く

兄とは異なり、この主人公、夫は父の影響を引きずって生きました。

会社の上司のアドバイスに従い、家を購入。上司のアドバイスに従い結婚を考える。

理想の家庭は「亭主関白・貞淑な妻」(昭和の典型モデル夫妻)

一男一女を授かり、家庭のことは妻に丸投げ。出産日にも会社で勤務。「そんな時代であった」

「自分は父のような暴力を振るわないから(他はどうであれ)いい父親」と自己評価していた。

子供ができてから益々仕事に邁進。妻は夫を気遣い「子供の成長写真」を、成長の節目毎に夫に報告。

ある日、子供の成長の報告をする妻に対して「結論がない話はしないで欲しい」と怒鳴ってしまった。

その後、妻は子供の話を一切しなくなった。

「家族に欲しいものを買ってやり、良い生活をさせて、しかも暴力を振るわない、いい父親だったと思う」と自己評価。

「妻が料理したシチューやカレー、洋食があまり好きではないので、自分でイワシの梅煮を作ったら、妻が泣きながら怒ってくる。(その訳が)全く理解できなかった。」

食卓の会話はほとんどなかった。

定年退職した日、それでも妻への感謝を込めて、花束を購入して家に帰ってきたら、テーブルの上に記入済みの離婚届が置いてあった。

離婚届を見ても実感が全然なかった。さんざん馬鹿にしていたメロドラマの陳腐なシーンが我が事になっている。

「父親という存在は、うるさいだけだし、子供には母親がいればいいと思っており、それは今でも変わりません。」

その後も、家族が生きていることは親戚など情報から知っているが、家族の行方や連絡先は教えてもらえず、離婚届も提出できない(気持ち的に)ままにして、27歳のとき購入し、家族4人で生活していたマンションに一人で住んでいる。

家に放置された家族写真を見る気になれたのは最近だ。それまで、どうしても見れなかった。

「子供たちが、私が見たこともない表情で笑っているんです。ある写真では、

『パパ おたんじょうび おめでとう』

と書いてある大きなケーキの横で、子供たちが笑っていた。きっと待っていてくれたんでしょうね。それらを『くだらない』としてきたんだと、

涙が止まりませんでした

愛の欠如、父子による引継ぎ

上の話を、あなたはどのように感じましたか?

あなたがどう感じるかが重要であり、私が補足する必要もないことですが、読む人の世代や性別が異なると、感じ方も変わり、偏りも起こると思います。

ものごとは見る角度や洞察の深さによって、得られるものがかなり変わります。ですから、私から少し補足したいと思います。

  • 夫の幼少期に育った家庭環境について、いまの若者から見れば「あり得ない!」酷い環境でしょう。でもその当時は平均かそれ以上といえる環境だったのです。
  • 厳しい言い方かも知れませんが、子供が育つために両親や片親の影響を強くは受けますが、最終的には子供本人の実力次第です。スピリチュアル的にみると、その環境を子供が選び、望んで生まれています。子供本人の魂レベル(霊格)が高ければ、どんな環境でもポジティブに捉えて、更に高い魂レベルへと成長させるし、自身の家庭づくりや子育てに、それらの経験も踏まえて、素晴らしいことを実践できます。ただし、それが世間一般から評価され、受け入れられるかというと、そうではありません。理由は、一般人には魂レベルの高い家族の行動を理解し難いからです。
  • 夫の父親、このような父親像は現在では減っています。でもいまだに家庭内暴力の問題はありますが、魂レベル(霊格)の低さに因るものです。逆に、「自分は価値のない人間」と「自己否定感」の強い父親が増え、歴史認識すら怖くてしない人も居る、そのことも問題であり、新たな課題(悲劇)を引き起こす要因となります。
  • 夫の母親、このような女性、特に中高年では、とても多いと言えるでしょう。少しずつ価値観の変化は見られますが、「旦那はATM」、「男は経済力」という言葉を公然と発したり、子供への教育に使っている人もいます。他人依存の高い、魂レベルの低い状態を表します。

結婚したい男性像は時代とともに変化をしています。

以前の3高「高学歴・高収入・高身長」は崩れ、3優『家族に優しい』『私だけに優しい』『家計に優しい』へと変化し、それからもう5年ほど経過しようとしていますので、条件の更なる変化が起こっていると思います。

  • 夫の学習能力、学校の成績面ではなく、父母の性格や状況から愛の本質を学ぶ能力面で、やや低いと私は感じます。住宅購入や婚期の設定も、上司の指示に流されるまま実行。他人依存・他責感が強い傾向も見られます。受けた暴力に対する反作用だけに固執する様子が強烈で、「肩書き」以外に、精神性への尊重や重視、探求と実践を怠ると、このような定年を迎えやすくなりますね。冒頭に挙げた、私の知人も「精神性」というテーマに対する取り組みが課題と言えます。
  • 「離婚届は不幸」ではないのです。夫の魂には「どんなに穢れ押しつぶされそうになっても」、破滅せずに再び輝き始める「潜在成長力」が残っていました、そして家族や周囲からの「愛」のバイブレーションが働きかけ、来世以降に持ち越すことなく、今世で見つめ直す「チャンス・ヒント」を与えられたのです。それをどう捉えるかは本人次第なのです。人によっては、自殺や、表面的な慰めを実行し、覚醒しないまま、来世以降に持ち越すでしょう。

次世代の男性像

先ほど、結婚したい男性像の話題が出ましたので、次世代の男性像について、私の見解を加えておこうと思います。

次世代の男性像はどんなものになると思いますか?余裕があれば、あなたも想像してみてくださいね。

私の見解が正解というつもりもありません。例をいくつか挙げるだけなので、他にもあると思います。

いずれにしても、「自分で考える」「自分の感覚を感じてみる」ことは大切で、それ自体が素敵なことですね。

クリエイター|(創造的)な職業・生き方をする人

外部記事も添付しておきます。興味のある方は、他の記事も参考にしてもらえばいいと思います。

私がここで言っていることは、主にクリエイター(創造する人、何か作品をつくりだすことをする人)のことであり、一般的なクリエイティブな職業の範囲より狭いです。

芸術的作品を作り出す人や物語を創作する人、ゲームでも良いです。ただし、そのプロジェクトの進捗や納期を管理する人や、翻訳だけをする人は、「何かをつくりだす」ことをしていないので、私の言うクリエイターには含みません。

関連の外部記事では、クリエイティブに必要な資質は「センスよりスキルが重要」と言っているものがありますが、私の言うクリエイターに必要な資質は「スキルよりセンスが重要」です。

極端な考えに感じるかも知れませんが、収入があるか無いかにも拘りません。いま収入がゼロでも、結婚後収入がゼロになる時期があっても、支え、共に生きていきたいと望む。それほどまでに、クリエイトを志すことに重きを置きます。

この理由は、全ての人は、「自らの宇宙を創造するクリエイターだから」というところに行き着きます。

家庭(私事)も大切にするが、それよりも奉公を重視する人

ポイントとして、家庭を顧みないわけではありません、大切な時期に大切にします。

それよりも奉公を重視する人です。

ここで言う奉公の「公」とは、会社や地域、国といった小さな組織のことではありません。

惑星(地球など)、恒星系(太陽系など)、銀河、宇宙という規模の公を差します。

個人の自由を尊重する人

家庭内の親、子、祖父母や親戚、そしてそれだけでなく、広く全ての人に対して、職業や身分の区別なく、個人それぞれの自由を尊重し、自分の自由も尊重する人。

さらには、動物、植物、鉱物、山河や海の営み(流れや変形といった動き)の自由も尊重する人。

宇宙的価値観へ

これら3つの条件は皆、全て波動の高いものですが、求める女性の波動が高くないと理解も難しく、私欲に支配されていては、求める基準となり得にくいです。

そして、これら全ては、男性像に限りません、同じように、男性が求める女性像としてもそのまま応用できるものです。

求める対象や求める本人の意識レベル、魂レベルが高くなると、男性女性の区別は薄くなり、境界は無くなっていきます。

未来はこういった方向に向かいます。それは地球的な価値観から宇宙的な価値観へ移行するとも言えます。

このような異性像・パートナー像を抱いて、付き合いを始めている人や探し始めている人がすでにいるのですよ!

知っていましたか?

あなたの今求めるものは、私利私欲に因るものですか?それとも未来志向、宇宙志向のものですか?

何も焦る必要もないし、酷い拒絶反応を示す必要もないのです。客観的に考える、長期的に考える、広範囲を俯瞰して考える、それだけで素敵なことですね!

定年離婚か定年自殺かそれとも・・・

以上で、定年付近で発生する、離婚問題や、離婚とはならなくとも、本人が自信喪失、無価値感を感じることによる不安の増幅、ストレスの蓄積、体調異変などに繋がることを取り上げました。

これらのことだけが原因ではないですが、それが「定年自殺」に繋がることもあるでしょう。

定年までにやっておきたいこと

人生のテーマ

こういった、大きな社会問題となってきている「定年」前後の人生設計について、巷では「趣味を持つ」とか「人間関係づくり」、「子育て参加」などとアドバイスも氾濫していますが、私個人的には、それらは全て「表面的な慰め」、「最後まで問題を直視せずに逃げて、楽に死ぬ方法」、「安楽死商法・ビジネス」のように感じます。

大切なことは、

霊格を高める・魂/スピリットを磨く・魂を成長させる・意識を向上させる

これだと私は思いますし、それは定年前後に始めることでもなく、物心ついたときから、なるべく早いタイミングで開始するほうが良く、でも幸か不幸か、そのタイミングは「生まれる前に自分で決めて来ている」ものです。

最近、TVを持たない、マイカーを持たない、マイホームを持たない、という若者が増えて来ています。

これは、霊格・魂レベルの高い子供が多く生まれてきて、霊格・魂レベルの低い環境に育てられながらも、ポジティブに捉えて、咀嚼し、それを上手く昇華(アセンション)させ、自らの生き方を表現している現象だと、私は捉えています。

定年まで、考えることを「先延ばし」にしてきてしまった人は、定年前後や、何かのトラブル・アクシデントをきっかけに、考え始めることで、恐怖感は減り、体力が衰えても実践できることなので、押し殺していた好奇心を解放してマイペースで行っていけばいいと思います、

魂は不老不死で寿命は永遠なのですから!死後にも実践できる趣味としても最高のものですね!

望みがある、ポジティブな捉え方をすれば、一生のうちに気づくチャンスを複数設定して来ていて、気づけるか、チャンスをチャンスと捉えられるかは、その時の本人の魂レベル(霊格)、その感度次第で変わる!ということがあります。

なにか小さいながらもショッキングな出来事に遭遇したとき、ポジティブに、深く捉えて、魂レベル(霊格)向上に活用していきましょう!

霊格(魂レベル)の高い人の特徴

霊格の高い人の特徴について、そもそも今まで興味すらなかった方や、価値の低いことと勘違いしたり、軽視したり、無視していた方で興味が湧いてきた方は、添付の動画などを参考にしてみてください。

この他のサイトでも、同様に参考になるものはたくさんあります。

ひとつだけ注意して欲しいのは「霊格とは魂の年齢を表す」と説明のあるものについて、私は「霊格」と「魂の年齢」は比例しないと感じています。

例えば、同じ1万年の年齢でも、その魂の磨き方や、それに気づかない年月の長さによって、霊格の成長度には差が出ます。

魂が100万年経過すれば、どんな生き方をしていても同じ霊格に成長するのか?そんな簡単な話でもなく、努力なしに霊格が成長するものでは決してありません。

ですから、同じ魂年齢でも霊格の高い低いに差が生まれます。

逆に言えば、「魂を磨き始めるのが60年遅れた」と感じたとしても、そこからマイペースで磨き始めれば、磨き方によっては、一気に素晴らしい輝きを取り戻したり、急成長したりもできるので、焦る必要もないのです!

素直に自分の現状を認め、受け入れる、その感覚そのものに霊格の価値があり、そう感じられる瞬間にも霊格は急成長しているのです!

魂に定年はない!焦る必要もない!

【Music】Penny Rain🎧

https://www.youtube.com/watch?v=ZKLniHXdXng&list=PLeYQhf4yGdTg9l5jT7UivrFVu8Cz7-wH1

Räfmät for Better Place!

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