人権を考え直す週間
来週は「人権週間」にあたるそうです。
人権週間
昭和23年(1948年)12月10日、国際連合第3回総会において、全ての人民と全ての国とが達成すべき共通の基準として、「世界人権宣言」が採択されました。法務省の人権擁護機関では、人権デーを最終日とする1週間(12月4日から12月10日)を「人権週間」と定め、昭和24年(1949年)から毎年、各関係機関及び団体とも協力して、全国的に人権啓発活動を特に強化して行っています。
ですから、人権について考え直すいいチャンスでもありますね。
ハラスメント
人権とハラスメント
今回は、人権問題のなかでも身近な社会問題となっている【ハラスメント】について、皆さんと一緒に見直してみたいと思います。
あなたの身の回りにも【ハラスメント】に悩み、苦しんでいる人も多いのではないでしょうか。
そして、気づいていないだけで、その加害者となってしまっている人も、身の回りに数多くいるかも知れません。
言うまでもないことかも知れませんが、【ハラスメント】は人権(人間としての尊厳)を侵害する行為です。
相手を不快にさせたり不利益を与えたりするなど、肉体的・精神的な苦痛を与え、人間としての尊厳を侵害する行為の総称。
身の回りに潜む戦争
添付の過去記事でも少し書きましたが、今年最大のニュース・騒動となっているロシア・ウクライナで行われているのも戦争で、それも多くの罪のない犠牲者を生み出している「痛ましい出来事」ですが、【ハラスメント】は武器を使わないことが多いことから、目につきにくいため、気づきにくく、放置されがちな点で、「潜む戦争」とも言えます。
戦争の犠牲者と「潜む戦争」の犠牲者、どちらの数が多いか比較することは良くないことですが、その合計、全体規模を捉えて、深く考えることは有意義なことだと思います。
人類・地球人は、こうした、目に見えないものを捉える習慣や資質に欠乏している傾向があると思います。
人類は進化動物か劣化動物か
悲しいことに、現代の地球人類は、「目に見える問題/ビジブル・visible」には対応するが、「目に見えない/インビジブル・invisible」問題に対応できない欠点を露呈している面があります。
台風や雷雨には早期対応を始めるが、地震や津波からは逃げ遅れる傾向が強い動物です。
地震・津波の被害に遭う小動物・昆虫はほとんどいないです。その違いが分かりますよね?
人類よりも遥かに早いタイミングで察知して、回避行動が出来ているということです。
「誰かに可視化されないと対応できない」「五感を満足させる便利ツールばかりを欲しがり、買い求める」これは、五感以外の感覚の劣化を招き、第6感の軽視・無視による劣化動物と化していると言えます。
「五感を使って感性を磨こう!」というノウハウを売り物にしたり、それを買ったりしていますが、それより遥かに超越した能力の存在に気づき、保護し、磨く感性に欠けているのです。
第6感は五感に頼っていない、敢えて五感を眠らせている瞬間に起動するのです!
「五感依存を手放し、第6感を活性化」させることが苦手な人は、【瞑想】を習慣に取り入れるといいでしょう。
私は得意なので、瞑想する習慣が必要ありません。生活の中で、自然に、無意識に、半瞑想状態を使うので、よく人から注意を受けたり、叱られたりします。
第6感さえ磨けば、五感を磨かなくとも感性は磨けるのです。
「第6感軽視が戦争を引き起こし、悲痛な感情が野放しにされている」のです!
これは、動物として、知的生命体としてあるまじき事態・行為(行為をできない、それも行為)と言えます。
第6感軽視は人権侵害に相当するのです!
この深刻さ、悲惨さに気づかず「平和に生きている」と勘違いしていて良いのでしょうか!
人類よ、目を覚まして!
日本文化とハラスメント規制法
日本は、世界的に見て、【ハラスメント】対応が遅く、しかも消極的な文化を持っています。
言葉自体が使われることは少なくなっていますが、「村八分」という習慣は、まだまだ多くの日本人の価値観のなかで生きているのが現状です。
これは、【ハラスメント】の加害者擁護や「被害者に協調性などの問題がある」という思想・言動に繋がっています。
そんななかで、日本政府の動きも遅めではありますが、2020年6月1日には【労働施策総合推進法】:通称「パワハラ防止法」「ハラスメント規制法」の改正法が施行され(中小企業は2022年4月から施行)、ハラスメントに対する防止措置が企業の義務となっています。
ハラスメントの要因
【ハラスメント】の要因となるものは、様々な要素が複雑に絡み合っています。それをいくつかピックアップ(取り上げて)してみましょう。
三毒
【ハラスメント】とはどんな現象でしょうか?
仏教用語に【三毒】というものがあります。(私は仏教信者ではありません、宗教ビジネス信者ではありません。)
三毒
仏教において克服すべきものとされる最も根本的な三つの煩悩、すなわち貪・瞋・癡(とん・じん・ち)を指し、煩悩を毒に例えたものである。
三毒は人間の諸悪・苦しみの根源とされている。ブッダの説いた根本仏教、大乗仏教を通じて広く知られている概念である。例えば、最古の経典と推定される南伝パーリ語のスッタニパータに、貪・瞋・癡を克服すべきことが述べられている。更にパーリ中部経典においては「三不善根」(梵: akuśala-mūla; パーリ語: akusala-mūla)として記され、3つがまとめて論じられている。三毒(三不善根)は悪の根源であり、それが展開されて十悪となる。
三毒 | 読み方 | サンスクリット語 | パーリ語 | 意味 | 象徴する動物 |
---|---|---|---|---|---|
貪 | とん | rāga ラーガ | lobha ローパ | 貪欲(とんよく)ともいう。むさぼり(必要以上に)求める心。一般的な用語では「欲」・「ものおしみ」・「むさぼり」と表現する。 | 鶏 |
瞋 | しん | dveṣa ドヴェーシャ | dosa ドーサ | 瞋恚(しんに)ともいう。怒りの心。「いかり」・「にくしみ」と表現する。 | 蛇 |
癡, 痴 | ち | moha モーハ | moha モーハ | 愚癡(ぐち)ともいう。真理に対する無知の心。「おろかさ」と表現する。 | 豚 |
【ハラスメント】はこの【三毒:貪・瞋・癡】のうちどれに当てはまると思いますか?
仏教信者や【三毒】を使った分類に習熟した人なら、「どれか一つか二つに属する」と私よりも深い分類をするかも知れませんが、私の感覚によると、【ハラスメント】は【三毒:貪・瞋・癡】全てに属すると思います。
それが正解とは思っていませんし、私は、人それぞれ感じたままで良いと思います。
むしろ正解に拘り、執着することは【三毒:貪・瞋・癡】全てに属する煩悩であり、苦しみの根源だと感じます(Let it go!)
【ハラスメント】が【三毒:貪・瞋・癡】の多くに属するなら、それは則ち「諸悪・苦しみの根源」と言えるのも納得がいきますね。
また、問題の複雑さを表しているとも言えます。
価値観の多様化
過去記事で、「現代はどんな時代か」の例を挙げました。
巷で多く出回っているテーマを避けるため、その時には挙げていなかったですが、現代を象徴する内容のひとつに「価値観の多様化」があります、「多様化時代」とも呼ばれていますね。
【ハラスメント】の加害者と被害者の価値観の差異がもし小さければ、「ハラスメントは起きない!」と言えますね。差異が小さい両者の間には、摩擦や衝撃も小さいものしか存在し得ず、ハラスメントだけに止まらず、ほかのテーマであっても大きな問題は発生しにくいのです。
加害者の多くは【ハラスメント】と自覚できていないとも言われていますので、「目に見えない/インビジブル・invisible」問題の難易度の高さを上げています。「価値観の多様化」すら知らないからハラスメントと受け取られてしまうんですよね。
この多様化は、次に挙げます「可視化」の大切さが浮き彫りになる要因と言えます。
ハラスメントを減らし弱体化する手段
ハラスメント対策については、他のサイトでもたくさん扱われていますので、私からは、独特な観点からの見解のみを紹介します。
インビジブル・invisible(目に見えない)
【ハラスメント】がインビジブル・invisible(目に見えない)な問題であることは分かりましたが、それもいくつか細分化することで「可視化」の手助けとなります。
インビジブルな問題を/ビジブル(目に見える)に波長変換することは、上に挙げた現代社会を生きる動物である人類にとって、苦手なグランド(土俵)から得意なグランド(土俵)へ「問題」を引き摺り上げる意味においても、とても有効な手段となります。
可視化の方法について、いくつか見ていきましょう。
ハラスメントの種類
海外を始め、ハラスメントは非常に多くの種類に分けられてきています。
ここでは取り上げませんが、興味のある方は、添付の外部記事を参考に、知識をつけてみてください。
「細分化」して「可視化」し、「え?こんなこともハラスメントに該当してしまうの?」という知識を普及させ、共有化して【価値観の差異】を埋めていくことは大切なことですね。
価値観の特性
「価値観」というものは、異なる両者であっても、長期間摺合せ(積極的な小さい摩擦)することにより、突然襲い掛かってくる(消極的)大きな衝撃を弱体化できるものです。
無自覚の偏見「アンコンシャス・バイアス」
ハラスメントの加害者に共通する問題のひとつに、「価値観は変わらないもの」とか、「できれば自分の価値観を変えたくない」といった執着があり、多様化時代への適応柔軟性に欠けている、ということがあります。これは、無自覚の偏見「アンコンシャス・バイアス」と呼ばれています。
「変化する」という価値観
大切なことは、「価値観は多様化する」とか、「価値観は変化可能なもの、変化するもの」というような新たな【価値観】を社会全体で醸成することです。
醸成
② 雰囲気(ふんいき)や気分をかもしだすこと。また、機運をつくりだしたり、騒ぎをひきおこす状況をつくりだしたりすること。
スポットライトの多角化、数量追加
ハラスメント加害者の心理には「私の評価をする人は上司、親だけ!」というものがあります。
スポットライトを一方向からしか当てていなければ、陰で、無意識に傲慢さが出たり、意識して横柄に振舞ったりするものです。
ハラスメント対策で、まだあまり広く浸透していないけれど、有効と思える方法が「スポットライトを増やす」ことです。
この考えは、ビジネス以外の分野、例えば家庭や地域社会にも応用できます。
これにより、多面評価がパワハラ以外の、例えばセクハラやマタハラ、他にも応用できると思います。
洞察力・サードアイ(第3の目)
人類が劣化させてしまっているサードアイ・第6感の能力を回復し、磨き、【ハラスメント】の兆候を敏感に感じたり、特定の方向にだけ良い人を演じる人が陰で起こしうるネガティブな思考・言動を「見抜く」ことができれば、それはスポットライトという3次元設備を超越した洞察力となります。
ですが、ここで【ハラスメント】に潜むインビジブル・invisibleな「もうひとつの大きな問題」があります。
それは、「サードアイ・第6感の能力に長けている人が【ハラスメント】の被害に遭いやすい」ということです。
古いしきたりや価値観を持った人は、スターチルドレンのような次世代地球・宇宙的生き方を見ても理解に苦しみ、拒絶反応や嫉妬心などから、なんとか古い価値観で圧し潰したくなってしまうのです。
地球人のなかにもスターチルドレンに近い価値観を持っていたり、無意識に周囲のスターチルドレンの価値観の影響を受け、古い人たちと価値観の差異が大きい人も増えていますので、【ハラスメント】要因を大きくしてしまっている傾向にあります。
スターチルドレンはハラスメントの標的候補
古い価値観を持つ人たちから最も狙われやすい特徴を持つのがインディゴチルドレン、創造的破壊や打開策を考える態度が出てしまいがちです。次いで、それ以外のスターチルドレンたちです。
ブルーレイは、「古いしきたりに馴染む能力」にも長けているため、標的とはなりにくいです。古いしきたりに対して、心の中にビッグホワイ(大きな疑問)を持ってしまうという悩みは抱えるでしょう。
私も父親から「しつけ」という名のハラスメントを受け、それに因り成熟・成長した今の私があるのです。幼い頃からハラスメントについて考えるチャンスを与えてくれた父にも感謝しています。
最近では、ビジネスの関係で私がパワハラに遭い、運と努力、工夫などを駆使して、直接「創造的破壊」行動に出て、加害者から自主的に謝罪をすでに貰い、今後の改善に向けてお互いに協調体制を推進しています。
その後、現在は、別件で、私の知人(スターチルドレン)がパワハラに遭っており、私も対応参加中です。(約2週間後、加害者は、今まで肉体や精神を著しく犠牲にして仕事に打ち込んでいた働き方を反省し、ポジティブな生き方に切り替え、改善に取り組んでいます。)
私が直接創造的破壊行動に出れないケースなので、難易度が高まっています。
対応力や運など、少しの要素が欠けるだけで、大きな問題に発展する可能性を孕んだテーマと言えます。
周囲に、手助けする能力も地球人より高いスターチルドレンたちが存在するか、何人いて、社会的経験などを加味した総合力で対応可能かなどによっても、対応力に差が生まれます。
ハラスメント対策とセカンド(2次)ハラスメント
ハラスメント対策をとっても、加害者擁護する古い価値観の厚い壁が立ちはだかることも、現代人類が抱える問題です。
パワハラ上司を擁護する企業や、無意識にセクハラを擁護する発言をしてしまう古い価値観を持った人たちがいたりして、セカンド(2次)ハラスメントを引き起こし、被害者を更に傷つけ、苦しめているケースもあります。
また、「それはハラスメントに該当するように感じる」と言動に出したり、顔色でほのめかす人たちに対して、「こんなことでハラスメント騒ぎされることをハラスメントと感じる」というふうに反発する人もいて、それはハラハラ(ハラスメントハラスメント)と分類されます。これも、セカンド(2次)ハラスメントを引き起こしますね。
それほど古い価値観というものは、人類にとって、解決の難しいものなのです。
問題に対して解決しよう、とか加害者に勝利しようという想い・想念自体に、低い波動のものがあるからであり、3次元的手法では対処しきれない部分があります。
ハラスメント対策なんて要らない!
ここまでで、ハラスメントの傾向や対策について取り上げてきました。
こんな複雑に見える問題ですが、それほど複雑な分析も対策も不要となる「切り口」もあります。
ハラスメントと覚醒段階との関係性
それは、過去記事でも取り上げた【覚醒】というキーワードを使って、感じることです。
ハラスメントを意識的・無意識に起こす要因は「覚醒レベルの低さ」というひとつのフレーズで表現可能で、細かい分析も不要と感じます。
対策についても、「覚醒レベルの高さ」を持ち合わせているなら、対抗可能で、改善の方向に向かうものです。
改善するなら、解決しなくてもいいでしょ?一緒に改善を楽しむことができればお互いにハッピーですよね。
改善には時間を要するケースもある、という問題を残す程度で済みます。
上に挙げた、【三毒:貪・瞋・癡】に対しても「覚醒・悟り」のレベルで対応可能ということは、仏教系の学びを進めている方でも理解し易いのではないでしょうか。
愛の欠如も愛は愛
最後に、「ハラスメント」という複雑なテーマを、超シンプルに捉えると、
ハラスメントは「愛の欠如」に因って起こります。
ですが、その事象を捉える角度や波動レベルによっては、それは悪でも罪でもありません!
私のハイアーセルフから授かったインスピレーション、
この狂った現代人類劇場で、ハラスメント加害者は「愛の欠如」状態で窒息しそうになり、単独では克服できずに、「愛の欠如」という波動を発して、慣れない価値観に怯え、愛が欠如しているからこそ、愛に飢え、愛を渇望し、救いを求めているのです。
ネガティブのなかに、抑圧されても死滅しない、小さいながらも強力なポジティブが、再び輝くことを望んで燻って、藻掻いているのです。
そこを感じることで、次元を超越したポジティブな発想が芽生えてきます。
愛を渇望し、救いを求めることは「愛の波動」です。
つまり、「愛の欠如も愛は愛」
ですから、
人類には、忘れてしまっているけれど、想像を絶する潜在力が眠っているのです。
愛の抱擁によって、凍り付き、眠っていた潜在力を解凍できるのです!
解凍するだけで、加害者の中に閉じ込められていた「愛の波動」は「覚醒」し、輝きを取り戻し、ポジティブに世界の波動を高め始めるのです!
ハラスメントは地球を救うチャンス!
【Music】Till I Met You/あなたに会うまで 🎧
Räfmät for Better Place!