前回の[土]に関する記事の続きになります。
(前回のあらすじ)土が持つ力【「土食文化」や「薬としての効用」】を、現代人は封印され、石油製品(道路舗装・石油精製食品・医薬品)を使わされてきました。しかも、それが[土の時代]に行われてきた、という皮肉な事態となっていて、多くの人が[土の力]を忘れてしまって、なかには「土」を嫌い、避ける生活をしていたのです。
現在は、風の時代に入りましたが、忘れてはいけない「土の力」を振り返ってみたいと思います。
土の効用
人の不安を抑制し、やる気を引き起こす
土のなかにいるある種のバクテリアには、セロトニンを増やす働きがある。
セロトニン-wiki
生体リズム・神経内分泌・睡眠・体温調節などの生理機能と、気分障害・統合失調症・薬物依存などの病態に関与しているほか、ドーパミンやノルアドレナリンなどの感情的な情報をコントロールし、精神を安定させる働きがある。
ホルモンとしても働き、消化器系や気分、睡眠覚醒周期、心血管系、痛みの認知、食欲などを制御している。
ぜんそくにも効果
農場で育った子どもは他の場所で育った子どもより、ぜんそくにかかる割合が30~50%低いというデータがあるそうです。土や農場の動物から発生するほこりなどに含まれる多種多様なバクテリアや菌類には、ぜんそくにかかりにくくする効果があることが分かっているということなのです。
抗炎症効果
土壌に生息する腐生性細菌マイコバクテリウム・ヴァッカエ(Mycobacterium vaccae)には、抗炎症、免疫調節、およびストレス耐性の性質があることがわかった。そしてこれらの保護効果は、この細菌が持つ特殊な「脂質」が要因のひとつであることが分かった。熱処理されたマイコバクテリウム・ヴァッカエのワクチンを注射されたマウスは、まるで抗うつ剤を投与されたかように行動を変え、それらの脳には長期にわたって抗炎症作用があったことが報告されている。細胞内でペルオキシソーム増殖因子活性化受容体(PPAR)と結合し、炎症を引き起こす多数の経路を阻害することがわかった。
癒し効果
土いじりは、人間の心に「癒やし」を与える効果もあるといわれている。米国などでは第2次世界大戦後から、心や体を病んだ人たちのリハビリとして園芸が使われてきた。日本でも、精神を穏やかにするなどの効果があると言われ、園芸を治療に取り入れている精神科病院や高齢者施設もある。
スピリチュアル効果
念が強い人や、感情が溜まりやすい人は、不安や不満を抱いたときに、無意識に攻撃的(ネガティブ)なエネルギーを発してしまい易い。(それは、自分に返ってくる)
普段から「土」や「植物」に触れることで、自分のなかのエネルギーを分散させると同時に、「土」や「植物」が持つエネルギーを吸収できる。
私の考えを付け加えると、この「溜まる感情」は、「水をダムで堰き止める」ことと共通していると思います。
宇宙の法則:循環を堰き止める行為は、自己破滅を招く
昔、土と共に生きてきた人間は自然にエネルギーの循環サイクルの一部として、全体に溶け込んでいました。
それを堰き止め、隔離してしまうと「攻撃を受け続け」、「治癒を受けられない」という二重苦に陥りますので、それに気づき、循環サイクルを取り戻すとよいですね。
土の時代の反省を風の時代に生かす!
先人の知恵
現代人には「聞きたくない、受け入れたくない先人の知恵」というものがあります。
今回、紹介した外部サイトの記事のなかにもひとつありました。
「江戸時代(もっと古い時代も同様に)の農家は、江戸に穀物・野菜などを売りに行き、帰りには江戸から購入して持ち帰るものがある」「それは、人糞」だという話です。
受け入れ難い昔話ではありますが、そこには「持続可能性」や「循環」といった、大切な意識を失わない「知恵」を守ってきた伝統があったということですね。
避けたり、無視したりしていても「循環」は誰もしてくれないし、現代科学は「目に見えないもの」への対応力が低い科学です。
昔話、神話やスピリチュアルの世界には、「知恵」という大切な宝物が隠されていることがあります。
現代社会に追われて、自分を見失いやすい環境ですが、時々落ち着いて「知恵」について見直し、現代社会に取り入れていくのも大切なことですね!
風の時代に、私が[土]から受けたメッセージは、こういうことだったのかな?と今、私の心に、土に関するわだかまりが消えてすっきりした気分です!
そのことをシェアさせて頂きます!
ねぇ!土を大切にしてくれてる?(それなら機嫌を直すよ!)
【Music】Amazing Grace(すばらしき主の恵み)🎧
Räfmät for Better Place..(礼!
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