腸は第2の脳?それとも第1の脳?

医学、特に健康科学の分野では腸が食物の消化機能だけでなく、身体や感情をコントロールする機能も備えている研究が進んでおり、[腸は第2の脳である]という表現もされています。

参考:腸が「第2の脳」と呼ばれる理由

要点を述べますと、

過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome=IBS)

 腸に何らかの病気があるわけではないにもかかわらず、緊張や不安・不快といった精神的ス トレスが要因となって、腹痛や下痢・便秘を繰り返す症状。
日本人の10人に1人が過敏性腸症候群であると推測されている。

私も長年にわたりこの症状があり、「自分は現代社会には不適合な人だ」と認識していました。今はそう考えませんし、症状はありません。多くの情報収集や自己探求により、価値観が変わり、ネガティブな事象を体内や心へ侵入させない、自分の中で暴れさせない方法を見出し、実践できているからです。

”「脳腸相関」:精神的ストレスが要因になる背景には、腸と脳が自律神経やホルモンなどを介して関連し合う機能を備えている。
脳の表面(大脳皮質)にはおよそ150億の神経細胞があると言われています。一方、腸の神経細胞の数はおよそ1億。この数は、体の臓器の中で、脳に次いで2番目の多さとなっています。さらに、腸は脳と約2000本の神経線維でつながっていて、緊密に連携しています。こうしたことから、腸は「第2の脳(セカンド・ブレイン)」と呼ばれるようになりました。

・腸に備わっている神経叢

腸管には、2つの神経叢(しんけいそう;神経細胞の小集団)が存在します。
1つは、筋層間神経叢(アウエルバッハ神経叢)。
もう1つは、粘膜下神経叢(マイスナー神経叢)と呼ばれるものです。
 腸管は、その大部分が平滑筋という筋肉でできていますが、この筋の間に多数の神経細胞が集まって形成されているのが、筋層間神経叢です。
筋層間神経叢は主に、腸の蠕動(ぜんどう)運動を調整しています。
一方、粘膜下神経叢は、筋層の内側にある粘膜組織に形成されていて、粘膜の機能やホルモンの分泌に関与しています。
 腸管のこの2つの神経叢は、それぞれ自律神経の副交感神経とつながっていて、脳の視床下部からの指令を受けています。
しかし、独自の指示系統(腸管神経系)も存在するため、脳からの指令がなくても、腸を動かすことができます。また、腸管の2つの神経叢は単独でも機能しますが、近傍の神経細胞に情報を伝達する介在ニューロン(感覚ニューロンから運動ニューロンへと刺激を伝達する神経組織)によって相互に作用し合ってもいます。
 腸管神経系の構造は、脳の神経ネットワークに似ています。そのため、腸の中にも一種の「脳」があると考えると分かりやすいかもしれません。

このように[腸は第2の脳]と呼ばれてきていましたが、最近ではさらに進んだ研究が発表されてきています。

科学者たちは、私たちには脳から独立した神経系があると信じています

要約抜粋;

”5月29日にジャーナルJNeurosciに発表された新しい研究によると、この「第2の脳」は腸にとって賢すぎる可能性があります。
科学者が弱い放電でマウスの孤立した結腸を刺激したとき、彼らは結腸の隣接する部分の筋肉の動きに直接対応する「ニューロンのリズミカルな協調発火のプロセス」を観察することができました。
「研究によると、腸管神経系の活動は、結腸に沿ったかなりの距離にわたって、時間の経過とともに筋肉の活動を調整できることが示されています」と報告書は述べています。
これは、彼らが結腸で見つけたパターンが、腸管神経系の進化の初期段階からの「原始的な特性」であることを意味する可能性があります。
中枢神経系が形成される前でも腸管神経系が実際に発生したと仮定する科学者もいるため、おそらく結腸でニューロンを発火させるメカニズムは2番目ではなく、最初に機能する脳です。私たちの体の中で。
これが本当なら、哺乳類の脳は最初に消化管を通して食物を動かすことを学び、それからもっと複雑なことをしたと言うことができます。”

この研究結果によると[結腸でニューロンを発火させるメカニズムは2番目ではなく、最初に機能する脳]であるとも言えます。

私は今回の記事のタイトルで「腸は第2の脳?それとも第1の脳?」という言い方を採用しましたが、第2か第1かに拘って、優劣を決めましょうという意図はありません。

「腸は脳に比べて重要ではない」という先入観・固定観念を持っている人たちへ、「腸は脳と同等くらいに重要」であることを知って頂いて、そのことから、

1.腸に消化・吸収させる食物や飲料について、現代社会によって創りあげられた価値観や食習慣によって洗脳された舌の欲求(甘い食べ物や贅沢な料理)に支配されるのではなく、腸に負担があまりかからない食べ物や腸が指令する自身の精神にポジティブな働きをする食べ物を意識して選択・摂取することが良いと感じます。

2.現代社会に蔓延るネガティブな事象(機会が引き起こす騒音、周囲からの無責任な言葉の暴力、周囲からの無責任な価値観の押し付けなど)に恐怖したり、圧倒されたりせず、自分に対する責任を自ら発揮して、腸にとって良くないネガティブな波動を軽率に受け入れないようにして生きていくことが大切だと感じます。

どんな人にも自分の好きな価値観を持つ自由はあります。一人の価値観を誰かに押し付けることは良くありません。

しかし、他人や周囲の価値観を無防備に受け入れ生活することは自己破壊に繋がり、その責任は本人自身にあります。その時に他人へ責任転嫁しようとしても、それは受け入れてもらえるものではありません。

自分の体内や精神へ入れる事象に対して自分で責任を持ち、摂取したくないものがあれば、怖がらずに表現していくことが大切なことではないでしょうか?

自分のセンス/感覚を磨き、センス/感覚が心地よく受け入れられるポジティブな事象を取り入れ、それを邪魔するものに対してははっきりと主張・表現して、ポジティブな自分の人生を歩いていきましょう!

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【Music】 This is Me 

Räfmät for Better Place..(礼!

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